SPECT(脳血流、ベンゾダイン)

SPECTとは、前項で説明したPETと同じく体内に投与した放射性薬剤の分布を体外計測し 、診断に利用する検査のことです。てんかんでは発作間欠期に脳血流が低下し、ベンゾジアセピン受容体が減少している為、SPECTでは脳血流を反映する核種、もしくはベンゾジアゼピン受容体を反映する核種が用いられます。

SPECT-1

この写真では、左側頭葉の外側が、右側に比べて赤色が少ない画像となっています。脳血流が低下していることを示しており、てんかん焦点が疑われます。