てんかんとは?

てんかんとは脳の一部の神経細胞が異常発火し、それが脳の一部あるいは全体に伝播することにより引き起こされる一過性の発作が反復する疾患とされています。

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症状としては、全身の強直、けいれん、脱力、しびれ、意識減損などが一過性に出現します。てんかんは、脳卒中とならんで頻度の高い神経疾患であり、有病率は約1%と言われております。日本の総人口から計算すると、実に100万人以上のてんかん患者さまがおられる事となります。

てんかんの治療は、有害事象なしに、発作が消失することを目標として行われます。治療手段としては、まず、抗てんかん薬による薬剤治療が基本となります。しかし、適切な抗てんかん薬の使用によっても、約10%(10-20万人)の患者様は、発作が抗てんかん薬の服用で抑制できずに慢性化する難治性てんかんであるとされます。このような難治性てんかんの治療においては、外科的治療が注目されています。

以下に、てんかんという病気についての解説を加えます。

発作症状